Planner Yoko Ozeki

東京にある4年制大学を卒業後、
新潟県にある、3バンケット(披露宴会場)を持つ専門式場に
新卒で入社した私は、
すぐに打ち合わせ担当、
当日の介添え等の経験をさせて頂き、
入社して半年で他のプランナーと同じように
担当のお客様を持たせていただきました。
その会場は毎週末、たくさんの結婚式を
お手伝いさせていただいておりましたので
毎日朝から深夜までほぼ休みもなく働く日々でした。
肉体的には疲弊しておりましたが、
お客様からの『ありがとう』の言葉を励みに
がむしゃらに働き続けました。
その後、『結婚式の創り方』の基礎が身についてきた頃、
富山県のゲストハウスに会場責任者として異動しました。
そこでは結婚式の数は少なかったものの
少人数のスタッフの式場でしたので、分業されておらず、
今までに経験した『プランナーとして』の業務以外に
営業、式場の運営、発注、広告媒体、パートナーとの関わり方、
人員手配、売り上げ管理等、様々なことを経験できました。
正直、まだ若かった自分には責任の重さも、プレッシャーも
大きすぎるくらいでしたが、
1組の結婚式を創る大変さを身に染みて実感できた場所でした。
2013年、生まれ故郷である愛知県名古屋市に戻り、
愛知県豊田市にある
1チャペル1バンケットのゲストハウスに転職をしました。
その会場では、初めのご案内から打ち合わせ、当日の結婚式まで
完全一貫性のプランナースタイルで、
しっかりとした信頼のおけるチームに支えられながら
結婚式をお手伝いさせていただくことができ、
空間コーディネートやサウンドコーディネートも学び、
結婚式当日はゲストに司会としてお二人の思いを届ける
トータルプランニングを学ぶことが出来ました。
『ウェディングプランナー』のひとくくりの仕事にも
様々な業務の分け方があり、
今までの3つの会場でのプランナー経験は
色々なことを教えてくれました。
あらゆる側面を知ることにより、
より色々な角度から
人々の心に残るウェディングを作ることが出来る。
結婚式は本当に何度立ち会っても幸せで、最高で、
心が震える瞬間を味わえるとても素敵な一日です。
もっともっといろんな角度から『結婚式』という一日に向きあい、
1ヶ所に留まらず、様々な場所、形で実現する
結婚式を叶えたい。
そんな思いはプランナーを続ける毎に増し続け、
その思いを実現させるために、
大好きな会場でのプランナーという肩書きを捨て、
フリーランスとして独立しました。
すべてはまだ見ぬ、さらなる瞬間に出会うために。
小関 陽子